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歌うことの基本は・・・・?

もちろん腹式発声を使いますが


その他に大切なことを申し上げると・・・・・



的を意識しているかどうか?



またまた抽象的かもしれませんが・・・・・


じゃあ、こう例えましょう!


自分がステージに立っているとします。


役者として 歌い手として・・・・どちらでも構いません。



観客席に向けてどう届けたいか?考えたことはありますか?



まだまだ抽象的でしょうか?




では、あなたは今 友人とダーツを楽しんでいるとします。


位置に構え狙うのはどこでしょう?


センターのBULLに向けて投げませんか?



又はゲームの進行上、狙った数字目掛けて放つと思います。




そこを曖昧にすると・・・・・・?


思わぬ方向へ飛んでいきます。



声も同じ・・・・


高音を狙っていないがために、その音に到達しない。


距離を感じないと響かない。


的を意識するのって大事なこと・・・


イメージを描き、自分で自分の声を誘導してあげること。


しっかりとした芯のある声を ちゃんとコントロールできるようになる事が大事になってきます。



先日、演劇学校の学生さんに触れる機会がありました。



声が響かないとよく注意を受けるようで、それが悩みだということ・・・・。



実際にお声を聴いてみると 大きな声を出すことに必死で、力がはいっていて声がかすれている

全く響かない、届かないという現状でした。


また、腹式発声がちゃんとできているかもわからないとのこと・・・・


専門的な学校に進んだ際、出来て当たり前との判断なのか?!

学校では詳しくは教えてもらえなかったとのこと・・・・・。


残念ながら よく聞くお話です・・・・


ということで、「腹式発声」のレクチャーを再度チェックし、行ってみることからスタート。


これでいいのかな?と思ってやっていたことが正しいと分かった自信から

ちゃんと発声できました。


では「響かない声」についてはどうでしょう?


先ほどの自信の無さからか、大きな声を力いっぱい出していたこの方は

腹式に確信が持てた後、とてものびやかで響きのある声に変わりました。



近々オーディションがあるとのことで その際に歌うミュージカル曲にもチャレンジ!



自分が舞台に立ち、どのくらいの大きさや太さで、どの席までどの範囲へ届けたいか?


と、イメージしていただきました。


大体の曲には 歌いだしの部分A そしてサビ前B そしてサビCといった感じに

構成されています。


そこで、ABCそれらをどう具体的に歌いたいか?イメージしていただきました。


曲の構成は、もちろんサビのCの歌詞/メロが一番盛り上がるよう作られています。


短い時間の中でしたので

舞台女優を目指すこの方には 舞台に立った自分をイメージして

単純に3つの的をイメージしていただきました。


舞台下の1階席 そして中央2階席 最上階の3階席です。


するとどうでしょう?


ステージ中央に立ち、スポットを浴び 堂々と・・・まるで主演を演じるスターのように・・・・


その声はとても伸びやかに響き、レッスン室の外まで聞こえるほど大きな声と変化しました。


自分の発声に確信が持て、発声に自信が持て、そして届けたい場所が定まった事で


とても美しく伸びやかな歌声に変化したんです。


短い時間ではありましたが、その方が笑顔で帰って行ったその姿は

私の財産でもあります。




良かった(^^♪


オーディションまでまだ日にちがあります。

これをきっかけに、その方がどんどんと力を付けていってくださることを祈ります。




Myu♪


























        

        




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